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オーナーの手記

フランスを旅して感じたこと

私が33歳の頃、まゆみとフランスへ2週間の旅に出ました。ペンションをやむなく売却し、ジャムの仕事が軌道に乗り出した頃、新婚旅行をやっていなかったので、思い切ってフランスに行くことにしました。 同時に将来のジャムの事業の参考になればという期待もありました。当時は工場も何もない中で、実体化を考え始めていました。

この旅では、あえてパリを外し、りんごの産地のカルバドス地域・ブルゴーニュ・ボルドーといったフランスの代表的な田舎を高速鉄道とレンタカーの組み合わせで回りました。 カルバドス地方では長野と同じりんごの産地であり美しい牧歌的な風景が信州にダブり、その地域ではりんご畑の中に小さなシードルやカルバドス(りんご蒸留酒)の蒸留所や農家が点在していました。

りんご畑の中では何と牛が飼われていました。ブルゴーニュでは、ボーヌ=ロマネ村を始め美しいぶどう畑やドメイン(小さな醸造場)を回りテイスティングを楽しむことが出来ました。ボルドーでは、荘園的な醸造場(シャトー)の壮麗でアーティスティックな館やランドスケープデザインが見事な庭園やぶどう畑に感動しました。

パリからカルバドスやブルゴーニュへは出来るだけ旧街道をドライブしました。小さな村には必ず教会があり、素朴ながら地元の産物であるワインや料理をゆったりと会話を楽しむカップルや家族連れで繁盛するレストランも楽しむことが出来ました。

宿泊は、貴族の館をホテルに改造したシャトーホテルに泊まり、中世の世界に戻ったような貴族的な豊かな田舎を満喫しました。レストランやホテルの働くスタッフが自分達のサービスにきびきびとし誇りを持った態度が爽やかでした。

フランスの田舎で味わった感動・・・大人の成熟した美しさと豊かさ、フランスの偉大な田舎とそこで働き生活する人々の精神性の気高さ、まさに、大いなる田舎とそこで暮らすという誇りと信念がありながら心優しいカントリー=ジェントルマン達に強く心惹かれたのです。

感動はやがてサンクゼールへとつながります。

その感動が20年を経たのち、現在の(株)サンクゼールに結実したものだと考えています。『よし、自分達が暮らす田舎を成熟したすばらしい場所にしよう』、そんな私の気持ちが社員や多くの方々の共感を得ることとなり、この飯綱町に美しいワイナリーやぶどう畑、またレストランや庭園を作り出せたのだと思います。
その過程では、理想や想いが高く大き過ぎて、沢山の試練にも会いました。そんな試練が私達を鍛えぬき、やがて創造主である神様に出会うことが出来ました。

また、多くのすばらしいお客様や応援してくださる地域の人々や取引先の皆様との沢山のすばらしい出会いと感謝がありました。 フランスの田舎で訪れた小さな教会も、今は、飯綱の丘の上にサンクゼールチャペルとして実現し、外見だけでなく大いなるヨーロッパを築き上げたキリスト教文化も私達の心と霊にしっかりと根付き始めました。

『主はぶどうの木、私は枝です。いつもはなれずに主につながっていれば、私たちは豊かな実を結ぶ。』今、この賛美歌はサンクゼールの社歌になっています。正しき道を歩むために、『聖書の精神に基づく経営理念』をしっかりと実践し、未来のビジョンに向って走り続けて行きたいと考えております。

ヨハネ15:5
15:5 わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。
ローマ

5:3 そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、5:4 忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。

5:5 希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。

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