

" ワイン造りは農業の原点" を忘れずに
ぶどうは乾燥した気候を好みます。本来は温暖で夏暑く、雨の少ない気候(地中海気候) に適応してきました。
しかし、名醸と呼ばれるワインの産地は寒冷地にあり、ぶどうにとってはいささか過酷な風土なのです。
その理由は日照時間と気温(寒暖の差) にあります。日照時間と寒暖の差が多ければ多いほど酸は落ちにくいのです。
高品質のワインであるための条件はぶどうの" 酸" にあり、したがって日当たりがよく気温が高いというだけでは満足な
条件とはいえません。
ぶどうの糖と酸のバランスが取れて初めて良質なぶどうとなるのです。それを考えてサンクゼールは土地にこだわりまし
た。
ワイナリーのある飯綱町(旧三水村) は、町全体が斑尾山の南麓に位置しています。
かつては川がないため水不足に悩まされた土地で、そこに3本の水路を引いたことが" 三水" の名の由来です。
しかし、もともとの水はけの良さが逆に幸いして、一大りんご産地が築かれました。

サンクゼールの自社ぶどう園は、三つの地区に分かれており全面積を合わせると約10ha になります。
最も広い約7ha の大入ヴィンヤードは標高約650mの丘陵地帯で志賀高原の山々のパノラマが広がってます。
他にはワイナリーレストラン・サンクゼール前の陽あたりがよく水はけの良い急斜面のチャペルヴィンヤードと
戸谷峰(とやみね)ヴィンヤード、ワイナリーヴィンヤードからそれぞれ特徴のある葡萄が収穫されます。
総面積:10ヘクタール(内植栽面積6ha)
植栽本数:12,000本(可能本数15,000本)
畑には色々な生き物が姿を現します。キジややまどり、キツネの子どもも姿を現します。
ぶどうの花が咲く頃にはぶどうの樹の上に小鳥が巣を作り卵を産みます。
またぶどうの垣根に巣を作るアシナガバチやぶどうの葉が好物のコガネムシには手を焼いています。
" シャルドネ" と" ピノノワール"
主要品種はシャルドネで、このぶどうからフラッグシップである辛口の白ワイン" サンクゼー
ル・シャルドネ" と
少量のスパークリングワインが生産されます。ぶどうは小粒で黄金色がかった緑色、ワインは
こくがあり芳醇な香りと酸味を持ち、
熟成することによって味わい深くなるのが特徴です。
フランスで言えばブルゴーニュの有名なワイン" モンラッシェ" や" シャブリ"がこのぶどうか
ら作られています。
また赤品種としては、やはりブルゴーニュの品種" ピノノワール" を増やしていきたいと考え
ています。
銘醸" ロマネコンティ" ご用達の苗木屋さんギョーム社から2005年、100本の苗木を輸
入しこの長野の地で毎年少しづつ増やしています。
ブルゴーニュの畑を開拓していった修道僧のように枝をさし、土を改良して100年後の美し
いヴィンヤード、更にはワイン産地長野を心に描いています。
今の私たちの次の、そのまた次の世代の頃、多くの人が" あぁこの地にシャルドネとピノノワ
ールが植えてあってよかった" とワインを飲みながら
感じてくれることを信じて日々営んでいます。























