はじまりは斑尾高原農場

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第1章 ペンション経営時代

01.jpg株式会社 斑尾高原農場(マダラオコウゲンノウジョウ)現(株)サンクゼ ールの創業者で代表取締役の久世良三は1950年(昭和25年) 東京生まれ東京育ち。
都会っ子の久世と信州の出会いはスキーでした。久世は少年の頃よ りスキーをするために度々、志賀高原を訪れており大学時代は競技 スキーの選手になるほどでした。

慶應義塾大学を卒業後、大手スーパーに入社し食料品売場を1年間 担当しました。当時を振り返って、「お客様の苦情を聞きながら商品 管理を体で覚えた」といいます。

その後、実家の仕事(外食産業専門商社)の営業を3年間手伝うの ですが...高度成長ただなかの70年代の東京は通勤ラッシュに大気汚 染、日々の営業にクタクタになりながら久世は次第に信州の大自然 を頭に思い浮かべるようになりました。「今後、スキー場などのリ ゾート地域は大きな市場に成長する可能性がある」と、家業の社長 だった父親に開拓を任せてほしいと提案し、 志賀高原や白馬のスキー場ホテル、リゾート飲食店や 当時はやりのペンションを営業に回ったそうです。そうして、ホテル やペンションを回るうちに、ペンションの経営者たちのライフスタ イルに憧れるようになりました。

長野の斑尾高原でペンションを経営したいという夢が次第に膨らみ、 1年がかりで父親を説得。ついに、1975年(昭和50年)斑尾高原で念 願のスキー客向けペンションを開業にこぎつけました。料理の修業 は日本橋のレストラン「東洋」で半年間コックの見習いをしたそう です。自ら厨房・接客・掃除と何役もこなす、まさに目が回る忙し さだったといいます。



01_02.jpgそんな折、開業2日目に久世は美しい女性と 出会います。その人が現在の妻、「久世まゆみ」だったのです。希 望に満ち溢れた若い2人によるペンション経営が始まりました。久 世は大好きなスキーをペンション客にコーチする傍ら、スキーのレ ースを主催するなど、名物ペンション経営者になります。

しかし、実際のペンション経営とは大変な商売です。スキーシーズンの繁忙 期はプライバシーなど全くなく睡眠もろくにとれないような状況が 続くかと思えば、オフシーズンには収入が途絶えます。次第に肉体 的・精神的な負担がまゆみ夫人にかかりはじめました。幼子を抱え ながらのペンション経営に2年間耐えながらも、とうとう、まゆみ 夫人は実家に戻ってしまいます。

まゆみ夫人の苦悩を知った久世はペンションをやめる約束をして、 まゆみ夫人を実家に迎えに行ったといいます。その後、様々なビジネ スを試みますが、ペンションをやめられるほどの収入を生み出すこ とはなまやさしいことではありませんでした。

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株式会社 サンクゼール

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